中国嫁日記「それって全部お金ですよ!」(コロナ禍)レビュー
こんにちわ。こんばんわ。
峰岸☆ゆうです。
今日のレビューは「中国嫁日記「それって全部お金ですよ!」(コロナ禍)」です。
毎度毎度、正しいことを描き続ける(批判も多いだろうに)井上さんには感服いたします。
本屋に限らず、飲食店やコンビニ、デパートなどがえらい勢いでつぶれていってます。
※紙どころか、WEB漫画ですらこれ以上売り上げがあがる可能性は低いと思います。
1997年。
ぎりぎり覚えてます。
当時は、スーパーとかデパートで、消費税が導入されるということで、駆け込み需要があり、買い物客が多かったです。
しかし、いまはどうでしょう。
スーパーもデパートも、平日は閑散としています。
休日でさえ、レジに並んでいるのは数人。
この大不況の中、本は特に紙の値段の高騰もあり、凄まじい値上がり。
週刊の漫画誌なんて、30年前は180円だったのに、いまは倍近い。
デフレのいまの日本で30年で価格が倍になった商品って他にはタバコくらいじゃないでしょうか。(プリンターとか20年前は6万とかだった物がいまはむしろ2万台で買えますし)
給料はあがるどころか、非正規化が進み、むしろ減っているのに、わざわざ本を買って読もうという作品がどれだけあるか。
とあるTVで、「自分はオタクです」って言ってる女性の部屋には漫画本が30冊くらいしかありませんでした。(しかも超人気作品だけ)
20年前にそんなことを言ったら、本当のオタクに怒られるどころか、無視されるようになりますよ。
この国のトップが、無知、無能、恥知らずばかりなのが問題なんですよね。
無知……日本のほとんどが中小企業で、曲がりなりにも経済成長・発展の担い手であるにも関わらず、つぶしてしまえばいいという発想がでてくるのが異常。
一度つぶしてしまったら、急に必要になった時に非常に困る。供給が追い付かず、それこそハイパーインフレになる懸念があることを知らない。(または、インフレを解消すべく、需要を満たそうと海外からの輸入に頼ろうとすれば、日本の財産を外資に切り売りすることになる。まあ、もうすでになってるけど)
政治屋たちは、お金を払えばすぐに技術や技能が生えてくると思ってるのでしょうか?
無能……25年もこの大不況を見過ごし、放置し、自分たちの利権のためだけに働いてきた政治屋たち。悪いことをやっても仮病で逃げ切れてしまうこの国はもはや異常。
恥知らず……「中小はつぶしてしまえ」と言いながら、自分たちに組織票・企業献金をしてくれる大企業には政治資金を投入して助けるという矛盾。二枚舌。
よくもそんなことができるなと思うが、ここも日本人の大多数が興味ないのが問題。
ちょっとしたパフォーマンスで犯罪をしても許され、捕まらないどころかまだ政治家を続けられる異常性。この国の「一般大衆」は愚民を通り越して幼稚園児以下。
圧倒的大多数の政治家は無関心(長い物には巻かれろ精神)だし。
超まともな政治団体や政治家は少なすぎて無力。(日本人の政治民度が低すぎて全然応援が足りてない)
これでは、この国がよくなる要素などひとつもありません。
元々、コロナ以前から(もっといえば消費税10%にする前から)少しずつ停滞、衰退していっている経済を、コロナがとどめを刺しにきた状況です。
速攻性のある緊急支援でもしない限り、これから最低1年は衰退のスピードは落ちず、ますます国民の購買力が無くなっていきます。
購買力がなくなると、当然、本、音楽、ゲームといった娯楽から削られます。
そうなるとどんどん供給能力がおち、そんな中で新規参入する企業も現れず、文化がなくなっていきます。
「中小企業にはつぶれてもらおう」って言ってる人はそこをまったく想像せずに言ってます。本当に、この国の未来は危ういです。
なんか、本の話から、経済。経済から政治の話になり、長くなってすみません。
出版の経済状況に興味ある方はこちらからどうぞ。
↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓