創世のタイガ1話+αレビュー
こんにちわ。こんばんわ。
峰岸☆ゆうです。
今回は、自分の中では珍しく、ちょっと深いテーマの漫画をご紹介。
狂乱の原始時代サバイバル!創世のタイガ
「自殺島」でも、同じように生きること、人として生活することをテーマにした漫画を描いていましたが、今回もテーマは「生(活)」だと思います。
マンモス、ホラアナグマ、ケサイ――。
巨大哺乳類が存在する遥か太古の世界へ飛ばされたタイガたち7人。
そうだ
オレは生きてる
生きてるんだ
現代からタイムスリップして、原始人生活を余儀なくされたタイガ(たち7人)。
文明もなく、死と隣り合わせの生活に、現代では生きているのか死んでいるのかわからない感覚だったタイガは、生きる喜びと興奮を感じていた。
凡庸な人間の凡庸な人生。
と、タイガは語りますが、今の日本ではその「普通の人生」すら恵まれてると思います。バブル崩壊(もはや死語)後、日本は30年に渡る大恐慌中で、賃金が年齢や職種にもよりますが、30年前の半額に落ち込んでますからね。
ここで伝えたい、「凡庸な人間の凡庸な人生」とはなにか、の意味もわかりますが。
子どもの頃は「自分」が主役で、特別な何かを持っていて、自分にしかできない物語があると思っていた。
しかし、大人になるにつれて、自分が特別ではなく、「将来、思い描いていた自分」と「本当の自分」とのギャップをどう折り合いをつけていくか。そうして大人になっていく、いや、そうまでして大人にならないといけないのか、というストレスを抱えながら、社会人という歯車(使い捨ての道具)になる道がうっすらと見えてしまう。そして、それを受け入れてしまう自分の姿も想像できてしまう。
と、私は読みました。
そして、一行はある洞窟をみつけて、そこに入ってみる事に。
そこで見つけたものは、原始時代に描かれていたと思われる、壁画だった。
自分も陰キャなので、わかります。
たまに、マンガやドラマなどをみて、泣くことはあっても、感動することはなかった。
弱いから、傷つきたくないという防衛本能なのかもしれません。
舞台装置(笑)が発動して、地響きがおきます。
みんながあわてて洞窟から逃げようと走り出す。
地響きがおさまるのを待って、洞窟の外へ出ると、そこはもうーー
現代ではなく、原始時代にタイムスリップしたのでした。
試し読みはここまでなので、レビューもここまで(ちょっと中途半端)ですが、ここからネアンデルタール人など遭遇したり、苦労して仲良くなったり言語を覚えたり(タイガだけ)、狼と共に狩りをしたり、なかなかなターザンぷりを発揮します。
適応力が高いのか、自分が生きる道はこれだと思ったのかわかりませんが。
「自殺島」を知ってて好きな方はもちろん、狩り漫画が好きな方、原始人の生活に関心がある方、生と死について興味のある方などはこの漫画はおススメです。
いまイブニングで、マンモス退治に戦々恐々としてますが、マンモス倒しちゃったら次はどんな目的がでてくるのか、それが気になってますw