最後のレストラン50話レビュー
あらすじ
「あなたが死ぬ直前、“人生の最後に食べたい”と思う一皿はなんですか?」
その問いに答えるべく、オーナー・園場が経営する『ヘブンズドアー』へ、死んだはずの歴史の偉人たちへ、【最後の一皿】を提供するお話。
今回は前回の続きです。
また、唐突に木下藤吉郎と、豊臣秀吉(同一人物ですが)が現れます。
天下統一したから、必要なくなった浪人(ならず者)たちを朝鮮に送ったという説もありますよね。
人間五十年、下天の内をくらぶれば、夢幻の如くなり
と、織田信長は言ったそうですが、「登れば登るほど、落ちる事を怖れ疲れ果てた」と言えるのは、天下人となった秀吉ならではでしょうか。
「とびきりうまい物を食わせてくれ」
「ぜいたくはよせ。食事なんぞ腹に入ればみな同じ」
「んなわけあるきゃあも」
と、同じ人物でも、意見がまっぷたつに別れました。
オーダー入りました。
豪華で質素な料理
ジャンヌ、そんな顔しないでーーー!
鯛のパイ包み焼きにご満悦の関白殿下。
満足して、元の世界へと帰っていきました。
一方、年老いた方の秀吉様も。
「夢もそう、悪いものじゃないでしょう?」
言ってみたいわー!そのセリフ。
これには、確かに「神の伴侶」と言っていたジャンヌも惚れてしまいますね。
今回もいい終わり方でした。
満足いく逸品。
ただの料理漫画ではなく、ちゃんとしたストーリーのある歴史と格言のある漫画。
ぜひおすすめです。
確か、12月7日に新刊がでるはずなので、買います!