web漫画の杜

本ブログでは、管理人・峰岸☆ゆうが読んでおもしろかったweb漫画のレビュー・感想をご紹介します。(たまに個人的に購入した漫画やラノベの紹介などもします) 新しい漫画・ラノベなどの出会いの場になれば幸いです。

1日外出録ハンチョウ〜「マンガ界に緊急提言」編〜レビュー

comic-days.com

 

こんにちわ。こんばんわ。

峰岸☆ゆうです。

 

今回は、たまたま見つけた「1日外出録ハンチョウ〜「マンガ界に緊急提言」編〜」のレビューをしたいと思います。

 

自分も漫画好きではあるので、今回の「ハンチョウによる漫画界への期待と苦言」について語りたいと思います。

若干、面白くなくなる話かもしれないなという不安もありますが。

 

 

はじまりは唐突に、新メンバーが「漫画好き」という話から入ります。

 

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わかります。

 

ここ20年、マンガの種類が増えすぎてるくせに、読み手は減り続けているので、読者の「質の格差」が広がり、マンガを他の人と比べて読んでいるというだけで、「漫画好き」をアピールされる。

 

「思春期に見たものを最高」と感じるのは当然なのだから、仕方ないですけど、ワンピース、ナルト、ハンターハンターしか読んでなくて、漫画好きといわないでほしいというのはある。

上の3つの「初期」は自分も名作と呼べるほど面白かったと思いますが。

 

が!班長班長

開口一番、いきなりちば作品をあげても、20代で読んでる人がどれだけいると思ってるんだ。

なんというかな。いい作品であっても、時代が違うし、年代がそもそも違う。

 

自分も、10年前、マンガ好きと言って、話しかけられたのはいきなり「初代ガンダム」の話。

知らんがな。

それで、「漫画好きじゃない」とレッテル貼られるのはおかしいでしょう。

「知識」だけを語りたいなら、テレビチャンピオンにでも出てきなよ。

 

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昔の名作に詳しいということで、大槻班長の懐にもぐりこむ。

 

ジョジョ」や「メジャー」も地味にもう古い作品(長寿作品)と言っていいと思うんだ。

こういう漫画好きを名乗る者が、最近の漫画を取り上げないから、出版・漫画業界が衰退してると気づいてほしい。

いつまでも過去に縛られてはよくない。(忘れろといってるのではない)

 

個人的には藤子不二雄先生の短編集も読んだり、巨人の星など昔の漫画も読んでるし、あれはあれで確かに名作で人にも勧めたいが、それとこれとは別。

 

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また現れたおっさんズ。

 

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そのわりには昔の漫画しか語ってないな。

 

最近は、出版数が増えすぎているため、なかなか「名作」といわれないが、「良作」は増えていると思います。

 

なぜ「名作」がうまれないか。

多様化で、昔ほど「皆と同じ作品を読んでないと仲間外れにされる」ということがなくなったことがひとつの原因だと思います。

聖闘士星矢」なんて、どの星座かで小学生時代揉めた経験ある中年も多いはず。

(ユーチューブやスマホゲームなどの娯楽へ移行しているという要因もありますが)

 

また、月に出る新刊コミックがどれだけあるかご存知ですか。

100近くでてます。

そんなん、追えるわけがない。読む時間も買うお金もない。

 

そりゃ、ちょっと有名な漫画や、興味ある漫画を海賊版で読むか、WEB漫画で読む程度になりますよ。

 

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最近?

20年前から言われてますが。

 

そして、10年前のターニングポイントで、「変わらないともう終わる」といわれ、やっと電子が少し伸びてきましたが、それでも紙の減る速度の半分程度が電子にきたという感じ。

 

しかも、コミックのみ。

 

 

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単行本の損益分岐点は7000冊と言われてます。

アニメのBDもですが、初動が2000枚、2000冊では速攻切られます。

こうやって「育てば伸びる」作品でも、育てないから当然、行き当たりばったりになるし、デビューはしやすいが、長続きせず、新人が使い捨てにされる。

 

もう、販売の仕組みを変える時期に来ていると皆わかってはいるんですよ。

独占禁止法・再販売制度の問題で、それができない。

 

販売方法を、直送にするか、宅配サービスをして早く渡すようにしないといけない。

(いまは予約や取り寄せに2週間以上かかる。そりゃ別で探すか諦めるよ)

 

本屋も売れない大量の在庫を置いておけるわけもない。

有名じゃない漫画はたいした宣伝もされぬままだから、結局売れない。悪循環。

 

本の料金も高くなってるのも問題。

20年前、単行本が320円だったのに440円になったし、ジャンプなど週刊誌が180円から350円になった。

 

30年のデフレ不況で、ここまで値上がったのは漫画とたばこくらいじゃないかな。

 

緩やかな恐慌中の日本で、真っ先に切るのは娯楽。

特に高く、かさばる漫画は、給料の安い労働者が増えている中、そうそう買っていつまでも置いて置けるものではない。

 

書いてて思いついた(実現不可能ですが)アイディアですが、

漫画(本)の買い方をやはり変えるべきです。

 

いまの時代、お客に選択肢(少なくとも2パターン以上)がないと買う気にはなかなかならないでしょう。

 

やっと電子という手軽に買える選択肢がでてきましたが、

紙の売り上げもあげてほしいところです。

 

なので、紙もやはり即売してほしい。

最寄りのコンビニに出版社から直送するか、土日も運搬し、本の搬入を急がせる。

そして、本の値段を下げましょう。

もちろん、ただでさえ利益がでない(売れないから)中で値下げしたら利益が減るというのもわかります。

 

なので、逆の発想で、本の単価はあげます。例えば一冊600円~800円とか。

そして、本屋から新刊で購入した場合は、本を返品したらいくらか戻ってくる(ブックオフで売る以上の額)仕組みにする。(もちろん、それをそのまま本屋が新刊で売るのではなく、出版社に送ると同額返金されるようにする)

 

要は、昔のコーラの瓶を回収する仕組みですね。

 

紙でほしい人は高いけど買う。

中身だけ読みたい人は電子で買う。

 

そして、紙でとって置いたけど、部屋が手狭になったり、引っ越しなんかで処分したい時は本屋に買い取ってもらえる。

(その手間賃分、本屋の取り分も増えるとなおいいですね)

 

いろいろと複雑になるのが難点ですけどね。

問題は、出版数が増えすぎてるのが一番の問題なのかも。

 

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「自分もスピンオフなのに、ディスるのがいい」ってコメントあったけど、それもどうなんだろう。安易な笑いのような気もするけど。

 

昨今の実写化や、原作のアニメ化も同じ。

安易で姑息になってきてますよね。

 

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「これからも漫画業界全体が盛り上がり、面白い漫画が世に出てくることを切に願う!」

 

その通りなんだけど、それ、10年前からずっと言われ続けてきたことだから。

いろんな要因(上記に書いたような)が重なって、もう、昔のような誰もが「名作」というようなものはうまれません。

 

そして、言葉でいうだけではなにも変わらない。

「漫画好き」と自負するのならば、もっともっと宣伝活動(布教)をしていかないと。

 

ただ、どんな「名作」も、出会い方で「凡作」になりかねない。

特に紹介の仕方や、熱意のこめ方によってものすごい効果が違います。

アツく語れば語るほど、相手は冷めてしまいますから注意が必要です。

 

今回のレビューも相当アツく語ったので、どれだけ引かれてしまって、読者が減るか、非常にびくびくしてますが、本当の漫画好きなら、これは語らないとと思って書いております。

 

 

このブログを読んでくださっている方は、当然、漫画好きだと思うので、少しでもご理解いただけたらと思います。