最後のレストラン47話レビュー
こんにちわ。こんばんわ。
峰岸☆ゆうです。
「最後のレストラン」とは、歴史上の偉人たちが、死ぬ直前に時空をこえて、「ヘブンズドア」というお店にやってきて人生最後の料理(オーダーメイド)を食べるというお話。
今回のお客様はマリリン・モンローさんです。
主人公、園場の車に突然現れたマリリン・モンロー。
途中、置き去りにするわけにもいかず、「ヘブンズドア」まで連れて帰ることに。
意味深ですね。
「もし、偽物なら高い料理を出すと損をするし、かといって安物の料理を出した時、
本物だったら失礼よね」
相手が有名人とか、人気ブロガーかどうかで料理の質を変えるお店って、きっとあるでしょうね。
オーダー頂きました。
「そのままの私のための料理」
「人間なんてそのままじゃ皆、粗末なものです。安い豆みたいなもの」
「その後の生き方が違うから人生にも差がでるわけで豆だってこんな美しい料理に生まれ変わるんですから。だから、本物でも偽物でもあなたにふさわしい一皿ですよ」
※今回の食材がなぜ豆だったのか、なぜモンローにこのセリフを言ったのか。
流れが悪くなるので割愛させていただきましたが、物語の前半で、園場が「ヘブンズドア」へ連れて行く前に寄ったファミレスで、モンローが言った一言がポイントです。
「孤児院で豆ばかり食べていた」
「口のおごった人間ではない」
彼女が本物であれ、偽物であれ、ここで語った言葉(孤児院で育ち、豆ばかり食べていた体験)は事実であり、「彼女」のための一品としてこれ以上ない食材です。
まさに、「そのままの私のための料理」というわけです。
哲学じみた内容もあり、大人向けの漫画ではありますが、読みやすい構成になっており、歴史に詳しくない人でも楽しめる作品だと思います。
食レポ漫画といえるかは微妙ですが、おススメの作品です。